この世界の片隅には、戦争を知らない現代日本人に警鐘。

原作のこうの史代さんは、インタビューで話していました。

『原爆の死者数で測らんでください』

『原爆体験者はもう生きていない世代です。

原作者の私も、広島県民であるのに話に聞くだけです。

原爆被害は死者数、その日のうちに約5割が死亡した。
1945年12月末までに約14万人が死亡したと推計されている。

がしかし!!

この死者数では測れない!

その倍以上の人たちがこの世界の片隅で苦しんでいいました!!そして力強く生きていました!!』

毎日の食事は、ご飯があればいい方で
無償の愛を受けたいた子供、おかずは1枚の海苔。

貧乏でも親子の愛は今も昔も同じです。

子供を大切に思う親子愛。

しかし、ドラマの子役!

この子役!!この表情!!すごい!!

何も話さないけど表情が名演技です!!!

最愛の母親を亡くしていっぱい泣いたけどもう誰も助けてくれない。

絶望と恐怖、不安の中で、もう立ち去るしかない・・・・

1度だけ振り返り、最愛の母の姿を見るシーン。

すずさんとの出会い。原作以上の世界感を見せてくれました。

そして、
最終回最後のシーン。

帰ってきた灰ケ峰に守られた家。
戦争に負けて立ち上ろうとする人々を、
9つの峰はいつもの姿で人々を守っていた、だからこの町はクレと呼ぶ。
クレに帰ってきた。

『9つの峰の真ん中が灰ケ峰じゃ、あのすそがワシらの家じゃ』

何気ないシーンですが感度する。

ドラマ版登場人物、すずさんを母と呼ぶおばあちゃん?
やっぱり!!そうじゃったね!!

すずさんは、子供ができないのにお母さんと呼ぶ現代のおばあちゃん。

不幸な子供ですが、実の母親の愛が2人の出会いを合わせたのだ。

『この世界の片隅に』
原作をいじって少し不満があるものの・・・
最終的には最高の俳優陣で作られて沢山の愛を感じました。
ありがとう。
戦争。
太平洋戦争は、日本が真珠湾攻撃で多数のアメリカ人を虐殺した時に始まり
広島、長崎に人類史上初の原爆を使用して終わりました。
勝ったアメリカも負けた日本も多数の死者が出ました。
その世界の片隅にはそれを遥かに超える人たちが、最愛の人失くした苦しみや悲しみから立ち上がってきた。
戦争を知らない現代人は絶対に忘れてはいけない。
戦争はいけない。

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